こんにちは!駆け出しクリエイターのLuckRuです!
今回は3Dプリントサービスを1円でも安く利用する方法をご紹介しようと思います!
頑張って3Dモデルを完成させた!いざ3Dプリントサービスにアップロードして見積り!
見積金額を見てみたら、
「え?3Dプリント費用こんなに高いの?」
なんて方は意外と多いのではないでしょうか!今回の記事はそんな方の助けになると思います!
この記事を読んで、ぜひ自分の3Dモデル作りにお役立ててください!
当ブログは初心者の方でも分かりやすい、読みやすいようなライトな記事をコンセプトに運営しています。
ぜひ最後までご覧ください!
3Dプリント費用を抑える方法4選!
私LuckRuがオススメする3Dプリント費用を抑える方法はこの4つです!
これら4つの方法について解説していきます!
1つの方法を取り入れるだけでも効果はありますが、組み合わせて利用することでさらにお得にプリントすることが可能です!
ぜひ、参考にしてみてください♪
DMM.makeのプリント価格計算方法
まずは3Dプリントの費用の価格の計算方法を知っておきましょう。ここを知らないとどこをどう改善すれば値段を抑えられるかわかりませんからね。
ここでは私がオススメするDMM.makeの3Dプリントサービスを例に挙げてますが、他のどのサービスでも同様な計算方法で計算しています。
値段を抑える方法は基本的にはどのサービスでも応用が利く内容になっています!
※2022/7/11 追記
2022年7月5日にプリント価格の改定がありました。その際に素材の詳細情報の箇所に記載されていた価格の算出方法が削除され、どのように価格を計算しているかわからなくなってしまいました。
下記の計算式は価格改定前の計算方法なので現在もこの計算方法かはわかりませんが、プリント価格を安くする方法は変わらず応用できると思います。情報が分かり次第また更新します!
追記 終わり
それでは、3Dプリント費用の計算方法を見ていきましょう!計算式はこちら!
3Dプリントに掛かる費用は上記のように①材料費、②空間費、③諸経費、④シェル価格を足すことで計算しています。
各単価はプリントする素材によって異なります。記事の最後の方にDMM.makeで利用できる素材の一部を抜粋して表にしてありますので、興味のある方はそちらもご覧ください!
シェル価格ってなに?
3Dプリントサービス初心者の方は、④シェル価格ってなに?という方も多いのではないでしょうか。
ご安心ください!私も最初はわかりませんでした!下記に図解を作成しましたのでご覧ください!
このように1つのデータファイルに複数のモデル(ボディ)があると加算される経費です!
後程このシェル数が重要になってきます。名前だけでも憶えておきましょう!
それでは3Dプリント費用を抑える4つの方法について1つずつ解説していきます!
サイズを小さくする
モデルのサイズを小さくすることで、材料費、空間費の費用を抑えることができます。
一つポイントは、空間費はモデルの最外形の大きさによって費用が掛かる点です。
下の図のように、四角のフレームの中に球体が入っているモデルを元に解説します。
このように、モデルの内側の球体だけ小さくしても空間費は削減できません。(材料費はもちろん安くなります。)
外側の四角のフレーム(モデル全体の大きさ)を小さくすることで、空間費は削減できます!
中空にする
モデルの中身を空っぽ(中空)にすることで、材料費を削減することができます。
アクセサリーなどの軽くしたいモデルや、強度を必要としない場合には中空化をオススメします!
外からは見えない部分ですからね、材料費を節約しましょう!軽量化にも繋がります!
一つ注意点としては、上の図のように貝殻のモデルを中空にしたい場合、3Dプリント後の中空部分に材料が残らないように、直径5mm以上の穴(抜き穴)が必要になります!
抜き穴がない場合、3Dプリント不可になってしまう可能性があるので注意しましょう!
フレーム形状にする
モデルをフレーム形状で表現することで、材料費を削減しましょう!
下の図のように五角錐を3Dプリントしたい場合、そのままプリントするのでは材料費が高くなってしまいます。
フレーム形状で五角錐を表現することで材料費を削減できます!
また、フレーム形状は3Dプリンターだからこそできるので、他との差別化にも繋がりますね♪レジン等でフレーム形状を表現しようとするととても難しいと思います。
なんと3Dプリントできる最小幅は驚きの1.0mmです!スゴイですよね!※1.0mmより小さく再現できる素材もあります!
定規がお手元にある方は1.0mmの幅を実際にご覧ください。めちゃくちゃ細いですよね!高性能3Dプリンターならこの細さで造形することができるのです!
前述の中空化とフレーム化は組み合わせの相性抜群です!ぜひ、両方取り入れてみてください!
※使用する素材の造形方法により中空構造が不可な場合があります。
一度に複数モデルプリントする
複数のモデルを一つのファイルに保存して造形するとお得にプリントできます!
上のシミュレーションのように、1とのファイルにモデル一つで複数個プリントした場合、モデル毎に諸経費がかかってしまいプリント費用が高くなってしまいます。
しかし、1つのファイルにモデルを複数入れておくと、諸経費が1回のプリント代だけで済むのでとてもお得です!
ここで、こんな疑問を持つ方がいらっしゃると思います。
シェル数は増えるから高くなるんじゃないの?
ご安心ください!素材にもよりますが、大抵は諸経費よりシェル価格の方が安い素材の方が多いです!
例えば、ナイロン・ナチュラルであれば【諸経費:1,062円】【シェル価格:36円】です!
シェル価格の方が諸経費より安いので、諸経費を何回も払うより一度に多くのモデルをプリントする方がお得なのがわかると思います!
実際の費用の差はどれくらい?
上記二つのシミュレーションでの実際の費用の差はいくらくらいになるか、検証してみました!
1ファイル=1モデルと1ファイル=4モデルのデータを作成し、DMM.makeにアップロードして実際プリントする際の費用を算出しました!(素材はナイロン:ナチュラルを選択!)
検証の結果はこちら!
1ファイル1データ:1,382×4=5,528円、1ファイル4モデル:2,050円と、その差はなんと3,478円!!
なんと3,478円もお得にお得にプリントすることができます!!やっていることは同じなのに、この差は大きいですね!
4つモデルをプリントするだけで3,478円の差が出るのに、もっとたくさんの数をプリントするってなったら、さらにお得にプリントできますね、、とてもありがたい!
また、複数モデルを保存する際にはモデルの配置も工夫しましょう。
モデル全体を四角い箱で囲んだ大きさが最小になるように配置してあげると、空間費の節約にも繋がります!
モデルとモデルの間は最低0.5mmは空けておきましょう!選択する素材にもよりますが、1.0mm以上あると安心です!
素材ごとの価格一覧!
DMM.makeでのアクセサリーで利用できそうな一部の素材ごとの材料費・空間費・諸経費・シェル価格の一覧を載せておきます!ぜひ、参考にしてください♪(2022.05 現在)
単位はすべて円です。材料費・空間費は1cm3当たりの単価です。※税抜き価格
素材 | カラー | 材料費 | 空間費 | 諸経費 | シェル価格 |
---|---|---|---|---|---|
ナイロン | ホワイト | 21 | 12 | 1062 | 36 |
ナイロン | カラー | 21 | 12 | 1652 | 42 |
MJF(PA12,PA11) | ナチュラル | 59 | 8 | 1062 | 36 |
MJF(PA12,PA11) | ブラック | 59 | 8 | 1652 | 42 |
NXE400 | xGPP Gray | 87 | 49 | 1620 | 324 |
NXE400 | xABS(ブラック) | 162 | 65 | 1620 | 324 |
NXE400 | PPライク(半透明) | 87 | 33 | 1620 | 324 |
クリアアクリル | 透明 | 170 | 22 | 1808 | 113 |
チタン | ナチュラル | 1085 | 109 | 2712 | 136 |
チタン | 陽極酸化 | 1085 | 109 | 6554 | 814 |
シルバー | 未処理 | 885 | 1416 | 4484 | 4484 |
素材ごとの記事もいずれ投稿します!乞うご期待!
まとめ
3Dプリント費用は下記の計算式で算出されます!
上記を踏まえ、私LuckRuがオススメする3Dプリント費用を抑える方法はこの4つです!
上記の方法を1つでも2つでもモデル作成に取り入れていきましょう!
複数の方法を組み合わせて利用すると最大限お得にプリントできます!ぜひ試してみてください♪
終わりに
いかがでしたでしょうか。
3Dプリント費用を抑えたいけどよくわからなくて困ってた!なんて方の助けになれば嬉しいです!
この記事がきっかけで3Dプリントを利用してみたい!自分の作品の幅を広げたい!という方が一人でも現れてくれたら幸いです^^
当ブログが少しでも、皆様の作品制作のお手伝いになれたら幸いです。
ハンドメイドクラフターの皆さんの作品の幅が広がることを心より応援しています。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
また次回の投稿でお会いしましょう!
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