こんにちは!駆け出しクリエイターのLuckRuです!
みなさん、DMM.makeの3Dプリントサービスを利用したことはありますでしょうか。
業界最大数の選べる素材とプリント価格が比較的安いことから利用される方は多いと思います。私自身もライトユーザーの一人でもあります。
今回は2022年6月3日から追加されたレジン5種類についての情報のまとめと、さっそくその中の1つである透明・耐水タイプを注文してみたので値段・品質についてみていこうと思います!
どんな素材が追加されたの?と気になる方は多いと思います。公式の情報だけでは足りない!という方に向けて読みやすくまとめていますのでぜひ、最後までご覧ください!(誰でも読みやすいようなライトな記事をコンセプトに運営しています!)
レジン5種類追加!
それでは追加された5種類のレジンについて見ていきましょう!
名前が似ていてこんがらがりそうですが、エコノミータイプのライトイエロー(A1)・ホワイト(A2)、タフタイプのライトイエロー(A1 Rro)・ホワイト(T2)、透明タイプ(C1)の5種類が追加になりました!
これまでDMM.makeは23種類もの素材から選んでプリントすることが可能でした。それに加えてレジンが追加されたことにより24種類となりました!
しかも今回追加されたレジンは圧倒的低価格を実現しており、3Dプリントサービス最安値になると思います!
小さいモデルなら1回のプリントが1,000円を下回ってくるので、ちょっと試作してみたい方にとってはとても嬉しいですね♪
それでは、新しく追加された各素材を見ていきましょう!
エコノミータイプ レジン:A1・A2
エコノミーレジンの2種類は圧倒的低価格が特徴ですね。1㎤あたりの材料費はライトイエロー(A1):50円、ホワイト(A2):70円です。
公式からの説明にもある通り、どちらも製造・外観検証の試作にもっとも向いています。ライトイエロー(A1)の方は耐水性がありませんが、ホワイト(A2)の方は軽度の耐水性があります。
しかし造形物での組み立ては推奨されていません。組み立てがNGというのは、単純に強度が控えめだからという理由です!※公式セミナー情報
次に解説するタフタイプは、エコノミータイプのおよそ1.5倍ほどの強度があります!
タフタイプ レジン:A1 Pro・T1
タフタイプはエコノミータイプより耐久性が増した素材になっています。1㎤あたりの材料費はライトイエロー(A1 Pro):50円、ホワイト(T2):70円とエコノミータイプと同じです。
値段は同じですが、組み立てができるほどの耐久性と耐水性があります!強度(引張強さ)はエコノミータイプの1.5倍です!
ホワイト(T1)はライトイエロー(A1 Pro)の上位版で、ほんの少し耐久性が増しています。
工業製品等の試作にぴったりの素材になりそうですね♪
透明タイプ レジン:C1
私LuckRuが1番気になっているのはこの透明レジン(C1)です!1㎤あたりの材料費は透明(C1):130円です。
造形例からわかるように、とても透き通った透明感と低価格がとても魅力的です!耐水性があるのも良いですね♪
強度的にはタフタイプとそれほど変わらないです!(タフタイプのおよそ0.95倍)
以前から透明素材は使ってみたかったのですが、アクセサリーのような小さい物でも造形価格が3,000円超えていたので手が出せずにいました。
それが今回圧倒的低価格を実現した素材が追加されたので、いの一番に透明タイプを注文しました!今後のアクセサリーづくりがもっと楽しくなりそうな予感!
エコノミー・タフ違い!
さて、ここまでご覧になった方はエコノミータイプとタフタイプの違いが気になるのではないでしょうか!気になった方は下の画像をご覧ください!
「エコノミータイプとタフタイプの違いって耐久性・耐水性だけ?」って思った方!ちょっと待った!
エコノミータイプとタフタイプでは最大造形範囲(プリントできる大きさ)に違いがあります。(その他の違いについては後述します!)
エコノミータイプの造形範囲は、縦1380mm × 横680mm × 奥行480mmと、なんと高さ1mを超える巨大なものをプリントすることができます!!これは驚きですね、、
Twitterでは3Dプリンター活用展に参加した方がエコノミータイプでプリントした巨大なフィギアの写真を上げていました!この大きさは本当に驚きです!
タフタイプは造形範囲が小さいのかと言われると、そうでもありません。他の光造形素材やナイロンと比較すると充分大きいサイズを印刷することが可能です!(他の素材との比較記事作成中です!)
オンラインセミナーでは新素材の発表と共に素材のテクニカルデータも公開してくれました。まとめましたので下記の画像をご覧ください♪
耐熱温度が意外と低いですね。他の素材のクリアアクリルと同じくらいの耐熱温度ですが、ナイロン・アクリル(Ultra Mode):80℃、MJF:180℃程度と比べると低い数値です。高温での取り扱いは注意が必要そうです。
強度は確かにタフが1番大きいですね!エコノミータイプのおよそ1.5倍ほどあることがわかりますね。
造形価格は?
お次は気になるレジンの造形価格です!アクセサリーサイズのモデルをアップロードしていくらくらいになるか見てみましょう!
エコノミー:ライトイエロー(A1)、タフ:ホワイト(T1)、透明:C1で比較しました!
結果は、エコノミー:ライトイエロー(A1):517円、タフ:ホワイト(T1):526円、透明:C1:556円でした!どれも安い!!!
なんとアクセサリーサイズの小さいモデルなら、1,000円以下でプリントすることができます!これはとても嬉しい!!
造形価格が安いのは材料単価が安いのはもちろんなのですが、実は造形価格の計算方法が今までと異なる計算式で出していることが大きな要因です。下記の画像をご覧ください。
画像のように既存素材では、造形価格=材料費+空間費+諸経費+シェル価格だったのが、
新素材では、造形価格=材料費+ベース価格+シェル価格という計算方法に変わりました!
空間費・諸経費がなくなって、代わりにベース価格というのが出てきました。名前は変わりましたが諸経費≒ベース価格と考えて問題ないと思います。
このベース価格が400円という低価格設定なので造形価格が1,000円を下回ることができるのです!(諸経費だけで少なくとも1,000円以上掛かっていました。)
個人的には空間費がないのがとても嬉しい!!今までの計算方法では、材料費と空間費が二重課税みたいで嫌だったんですよね、、、(モデルが大きくなる=材料費が掛かる+空間費もさらに掛かる)
余談ですが、造形価格を抑える記事も投稿しています!良ければこちらもご覧ください!
公式特設ページはこちら!
DMM.make公式特設ページはこちらから!
この特設ページ、DMM.makeのHPから見つけられなかったんですよね、、Twitterから飛んでリンクを引っ張ってきました。笑
他にも記事がありましたので興味のある方はこちらもご覧ください!(文量は少な目です)
注意点
新素材の特徴は分かっていただけたでしょうか!レジンを試したくなりましたか?笑
圧倒的低価格を実現しているので、是非一度はお試しください!
ただし、新素材でプリントするにはいくつか注意点があります。
モデルの再アップロードが必要!
これまでにDMM.makeにアップロードしたことのあるモデルでは材料選択の欄には新素材レジンを選択できません。レジンでプリントしたい場合には、モデルを再アップロードする必要があります。
複数モデルの組み合わせは不可!
プリントする際にサポート材が付着するため、複数モデルを組み合わせての造形はできません。単体での複雑な造形は可能ですが複数モデルは注意しましょう!
2022/6/28追記
画像にあるような丸カンを組み合わせたモデルがプリントができる可能性が出てきたとのこと!早速注文してみます!
モデルは平面配置!
プリントする際にサポート材が付着するため、モデルを立体的に配置することはできません。平面に配置しましょう!
その他の注意点としては、モデルの最小厚みは1.0mmにしましょう!
1.0mm以下の部分がある場合、DMM.makeにアップロードしたのちプリント注文を行うと、造形不可とキャンセルされてしまいます。事前に確認し、キャンセルされないように気を付けましょう!
さっそく注文!
2022年6月3日にDMM.make主催の3Dプリンター活用展&オンラインセミナーが行われ、当日に新素材の発表がありました!東京会場とZoomでの開催だったのですが、都合上Zoomセミナーのみ参加しました!(オフラインも参加したかった、、)
それはさておき、新素材が発表されてからすぐさま注文しました!
セミナーがあった当日(6/3)の17時くらいに注文して1度データチェックが通らず、修正して次の日(6/4)に再注文しました!
2日後(6/6)に造形開始したとの連絡がありました!6日目(6/10)現在はまだ出荷連絡がきておらず、サポート材の除去があるのと、新素材で混み合っているのかナイロンとかと比べると少し遅めですね。
到着がとても楽しみです!届き次第、写真追加します!
2022/6/17追記
本日到着しました!注文から到着までちょうど2週間といったところでしょうか。他の素材と比べるとやはり納期は長めですね。
プリントしたモノを見ていきましょう!写真だと伝わりにくいかもしれませんが、しっかりと澄んだ透明でした!
実際に届いてみて驚いたのが、思ったよりも柔らかい質感だったことです!プラスチックのようなパキっとした硬さではなく、ぐにっとした柔らかさでした!
光造形なだけあり、細部の形状までしっかりとプリントされています。やはりナイロン素材とくらべると線が太くしっかりとしています。
サポート材がつく造形方式ですが、サポート材を除去した後はほとんどわかりません!しっかりと処理してくれているいたいです。(DMMさんありがとうございます。笑)
透明良いですね♪
いままでのレジンではできなかった立体形状が、3Dプリントを利用することでできるようになりますね!立体フレーム形状流行らんかなぁ、、笑
これはモノづくりがもっと楽しくなる予感!!
まとめ
最後にまとめです!
2022/6/3からDMM.make 3Dプリントサービスにて新素材・レジンが追加になりました!追加されたレジンは下記の5種類です!
どの素材もアクセサリーサイズのモデルであれば造形価格が1,000円を下回ります!透明タイプもあるので是非、挑戦してみたい素材ですね♪
他素材との比較記事も投稿します!乞うご期待!
終わりに
いかがでしたでしょうか。
新素材レジンについて知りたいけどまとめがなくて困ってた!なんて方の助けになれば嬉しいです!
この記事がきっかけで3Dプリントを利用してみたい!自分の作品の幅を広げたい!という方が一人でも現れてくれたら幸いです^^
当ブログが少しでも、皆様の作品制作のお手伝いになれたら幸いです。
ハンドメイドクラフターの皆さんの作品の幅が広がることを心より応援しています。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
また次回の投稿でお会いしましょう!
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